グローバルで戦える人材のつくり方を「再考する」セミナーを開催しました
今年も企業の人材育成ご担当者様向けに、グローバル人材の育成を共に考える無料セミナー「GLOBAL SKILLS FORUM 2017」を開催しました。当日の模様をフォトムービーとレポートでご紹介します。
- セミナー名称:GLOBAL SKILLS FORUM 2017
- 開催日時:2017年8月29日(火)10:00~17:00
- 会場:御茶ノ水ソラシティカンファレンスセンター
- 参加者数:89名
Global Skills Forum 2017 レポート
今回のテーマは「Rethink:再考する」です。グローバル人材育成に関する話題は、数年前まで大変ホットなトピックスでした。しかし最近は働き方改革、生産性の向上、新人・若手社員の早期戦力化などに注目が集まり、グローバルスキル強化に対する熱がやや冷めてきたような感があります
だからといってグローバルスキルの重要性が低くなった訳ではありません。そこで今回、私どもはグローバルスキルの人材教育について「Rethink 」というテーマを掲げ、ビジネス英語力と異文化対応力の観点から考えてみました。
【スケジュール】
Part 1:ビジネス英語力>異文化対応力
1.1 グローバル実践力
1.2 海外研修
1.3 初級者のニーズ
1.4 ビジネス英語の自己学習
お客様による事例発表:森永乳業株式会社様「海外事業を支える人財育成の模索」
Part 2:ビジネス英語力<異文化対応力
2.1 受講者の今後のニーズ
2.2 英文メールライティング
2.3 バーチャルマネージメント力強化研修
2.4 海外現地スタッフの教育
Part 1:ビジネス英語力>異文化対応力
1.1 グローバル実践力
- グローバル人材を育成するためのビジネス英語トレーニングはどうあるべきなのか?これまでありがちだったインプット主体の研修からアウトプット主体のビジネス英語研修に変えることで受講者がどう変わっていくのかを、ビフォー・アフターのビデオを中心に紹介しました。
- 結論から言いますと、TOEIC®のスコアが高くてもグローバルビジネスで通用するかは分かりません。語学力ではないビジネス現場における「実践力」をどのように測定し、どのように高めれば良いのでしょうか。その答えの一つとしてアイディア社のプログラム「グローバル人間ドック」「グローバル実践力強化プログラム」を紹介しました。
1.2 海外研修
- 海外研修においては、現地での未知の体験、異文化と触れ合う体験によって受講者のマインドが大きく変わってきます。このことが劇的にビジネス英語力、グローバル実践力の向上につながるという例を、アイディア社の海外研修「The Best of Global Business」の受講者の声を中心にお伝えしました。
1.3 初級者のニーズ
- ビジネス英語初級者に対する英語教育は、中上級者よりも軽視されがちです。しかし初級者の方が英語力の伸びしろは大きいのです。初級者のビジネス英語力向上のための課題とその理由、解決のヒントについてグループワークを交えながら皆さんに考えてもらいました。
1.4 ビジネス英語の自己学習
- セミナー参加者のみなさまにビジネス英語の自己学習ツールに関するアイディア出しを行なっていただきました。自己学習を成功させるポイントは、受講者がやらない理由を一つ一つモグラ叩きのように根気強く潰していくことです。ではどのように伝えれば彼らは実行してくれるのでしょうか?当社がおすすめしている実際の英語学習アプリを例にして説明いたしました。
- 今年のATD人材育成国際会議でもホットなトピックスであった脳科学理論に基づく人材育成メソッド。その中の一つであるMusic Memorizationという楽しい演習を行いました。金融系の専門英単語を歌を使って短時間で記憶するというものです。通常の記憶法では8問中3問程度しか正解できなかったみなさまが、この実習の後では90%以上の方が7問以上正解できるようになりました。
森永乳業株式会社様から「海外事業を支える人財育成の模索」の事例発表をしていただきました。
Part 2:異文化対応力>ビジネス英語力
2.1 受講者の今後のニーズ
- グローバルスキルを強化する研修に限らず、全ての研修は受講者のニーズを知るところから始まります。ここでは例題としてあげた3名のユーザープロフィールを読んでいただき、これらの人達がグローバルスキルに関してどのようなニーズがあるのか、みなさまに「使う場面」「課題・ニーズ」を考えていただき、グループでディスカッションしていただきました。
2.2 英文メールライティング
- 英文メールライティングの基本的なルールは、1)簡潔であること 2)読み手中心であること 3)解決志向であることの3つです。参加者のみなさまには、ありがちでダメな英文メール例を添削するという演習を行っていただき、日本人が陥りやすいライティングの落とし穴とその解決策について学んでいただきました。
2.3 バーチャルマネージメント力強化研修
- 昨今はバーチャル環境でビジネスを行う機会が増えてきました。バーチャルマネージメント力を強化するための研修を集合研修やグループレッスンなどのフェイス・トゥ・フェイスで行なうようでは、その効果は低いと言わざるを得ません。受講者に実際にバーチャル環境に慣れてもらうことから始めることが得策です。アイディア社ではトレーニングの全てをバーチャル環境で行う「バーチャルマネジメント力強化研修」を提供することができます。
2.4 海外現地スタッフの教育
- 海外現地スタッフを日本に招いて研修を行う場合、どのような研修が効果的なのでしょうか。ここに4つの例をあげます。A)ミニMBAのようなマネジメント研修 B)21世紀型リーダーシップ研修 C)日本人と働くための文化・習慣などを知る研修 D)自社の歴史や理念などを知る研修 この中からどれが効果的か選んでいただきました。
その後、実際によく行われるような海外現地スタッフ向け研修の実例をビフォー・アフターのビデオを交えて紹介しました。ポイントは講師だけが漫然と英語で説明するのではなく、参加者自らが体を動かす演習を沢山取り入れ、彼ら自身に考えさせ、発表させる内容を盛り込むことです。
最後に私たちアイディア社からいくつかのお知らせをさせていただき、セミナーを終了しました。
参加いただきましたみなさま、本当にありがとうございました。
今回どうしても都合が合わず参加できなかった方やこのレポートを読んでもっと詳しく話を聞いてみたいと思われた方は、遠慮することなく私たちにご連絡ください。
ご連絡はこちらから
https://ide-development.com/contact/