アイディア社による講演結果レポート(ATD人材育成国際会議2019)
いよいよ始まりました
ATD人材育成国際会議2019が5月19日(日)から、
ワシントンD.C.で本格的に始まりました。
会期は水曜日までの4日間。
世界100カ国から1万人が集まり知恵を交換する、
人材育成における世界最大の会議です。
この会議にアイディア社のメンバーが4名参加して、
世界最高峰の知恵を現地で手分けして収集します。
今年の参加メンバーは、
・アメリカ人のジェイソン・ダーキー
・イギリス人のイアン・タウンリー
・日本人の大澤さやか
・ドイツ人のマークス・ウール
という異文化混成チームです。
ダーキーとイアンが講演者に
実は今年、アイディア社が世界の人材育成スペシャリスト達に対して、
1時間の講演をする枠を初めてもらうことができました。
その講演を、ダーキーとイアンの二人が務めます。
その講演タイトルは、
Goodbye Learning Events. Hello High-Performance Learning Journeys.
(参考)ATD ICE公式サイトに掲載されている講演概要はこちら
初登場にも関わらず
初めてATD人材育成国際会議で講演者に抜擢された場合、
日曜日午前中の早い時間帯に、狭い会場で行われることが一般的です。
要は、新人に対する期待が低いため、
多くの人が聞くことができる良い条件は与えられないものなのです。
しかしアイディア社の場合とてもラッキーなことに、
初日の日曜日とその点は初心者扱いではありますが、
時間帯は夕方16時半開始
(日曜日の昼までに現地入りした人は参加できる)
会場のキャパシティーはなんと520名
(小さい会場だと100名程度なので、かなり大きめの会場となりました)
国際会議本部からの少なくない期待を感じ取ることができます。
Goodbye Learning Events. Hello High-Performance Learning Journeys.
というキャッチーな講演タイトルが良かったのか、
「Learning Journeys」や「Learning Transfer」というテーマが、
最近人気を博していることが原因なのだと思います。
520名の会場がなんと満員御礼に!
セミナー開始時刻が迫ってきます。
まだ開始30分も前なのに、
次から次へとセミナー会場に聴衆が流れ込んできます。
開始15分前の様子
席を詰めて座ってもらわないと、
早々に「満席のため入場できません」状態になってしまう危険を感じたため、
その場で急遽「席をお詰めください」の案内スライドを作って投影することに。
セミナー開始前に投影した着席案内スライド
いよいよセミナーの開始です。
既にすべての席が埋まり、立ち見の人もちらほら出ています。
講演開始時にはもう満席状態
講演が進むにつれ、立ち見でも入れなくなったため、
ついに「満員御礼・入場禁止」となります。
講演資料はATD ICE公式サイトからダウンロードできるのですが、
プロジェクターで投影しているスライドはもっと詳しい情報もあるため、
スマホでパチパチ写真を撮る人が続発し始めます。
この状況からも、聴衆の関心にフィットした講演内容になっているのだと思います。
その講演内容とは?
「ラーニングトランスファー」はやはり重要であり、
ビジネス成果を生み出す有効な具体策をお伝えするという、
アイディア社独自の研究と実践結果を元にした講演内容。
特に聴衆の反応が良かったポイントは、次の4点。
- 教育内容によってトランスファー施策の種類が変わること
特にグローバル人材育成に関わるメンバーにとっては、目からウロコの様子 - 知識をインプットする研修に関する問題点
忘れる、使えない、応用できないという問題について、見て見ぬ振りをして来たことを反省 - アイディア社が提供している「実践型イノベーション研修」の有効性
ビジネス成果を生み出すプログラム構成に、数人の聴衆から「すごい」という声が瞬時に出た - アイディア社が提供している「実践型マネジメント研修」の効果
研修効果をクリアに見える化できるのは、やはり「いいね!」という反響
講演が後半に入るとダーキーのトークがより熱を帯びる
(参考)講演資料はこちらからダウンロードすることができます。
講演終了後には・・・
・ラーニングトランスファーにおける斬新なコンセプト
・豊富な成功事例
・見える化した成果データ
などを織り交ぜた60分の講演は、あっという間に終わりました。
講演終了直後からは、世界の様々なエリアからやってきた聴衆たちと、
会場内で個別に意見交換する機会もありました。
彼らのコメントからも
「十分お役に立てた」手応えを掴むことができました。
初日の全体プログラムをすべて終えた夕方には、
本日の収穫を会場で映像撮影
ホテルに戻り缶ビールで乾杯
私たちアイディア社だけではなく・・・
初日日曜日の夕方に行った私たちの講演では、
自分たちなりにベストな準備をして、
講演本番でもベストを尽くしました。
この国際会議では、世界の様々なエリアから
各社ベストを尽くして臨んでくれる講演がいろいろあります。
その一方で、
・5年前から同じ話を繰り返すだけの大物スピーカー
・その国やその業界だけで通用する話をする会社
などなど、実は玉石混交なのです。
そこで、日本で人材育成に取り組んでいらしゃる方々にとって、
最も有効な情報を取捨選択することが極めて重要なのです。
膨大な数の講演からエッセンスを抽出する難しさ
この国際会議で行われる講演数は、合計すると300は超えます。
しかし、アイディア社の4名が手分けして
4日間情報収集しても参加できる講演数には限りがあります。
そこでまずは、どの講演に誰が参加するかを
ダーキーが吟味して決定します。
10年連続で帰国後に報告会を日本で開催しているため、
どれがアタリの講演で、どれがハズレなのか。
その予測精度は、年々高まっています。
しかし「アタリのはずだ」と思っても、
「期待ほどのことは無かった。残念」
というケースも実は多々あります。
膨大な数の講演の中から、
単なるアタリをお伝えするのではなく、
「大当たり」な情報を厳選して
日本のみなさまに無料でお伝えする機会が、
アイディア社主催の「ATD人材育成国際会議 帰国報告会」です。
■無料セミナーの内容紹介と参加申込はこちら
https://ide-development.com/atd
まずは一度、こちらをご確認ください。