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管理職研修の設計ヒント|コーチング・信頼構築・個別育成・グローバル対応の4テーマ解説

2023年11月1日、IDEA DEVELOPMENT株式会社は「マネージャー育成フォーラム 2023」をオンラインで開催しました。管理職の育成に携わる人材育成担当者を対象に、コーチングスキル、信頼関係の構築、個別ニーズに沿った研修設計、グローバルマネージャーの育成という4つのテーマを、具体的なフレームワークと事例を交えて紹介したフォーラムです。

この記事では、フォーラムで取り上げた4テーマの要点を、参加者の感想とあわせて詳しくお伝えします。管理職研修の企画・見直しを検討されている方にとって、研修設計のヒントが見つかる内容です。

マネージャー育成フォーラム 2023 ― セミナーの全映像を無料公開中

コーチング、信頼関係構築、個別研修設計、グローバル育成の4テーマについて、具体的なフレームワークと事例を解説しています。記事とあわせてぜひご覧ください。

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この記事の内容

管理職に求められるコーチングスキル

フォーラムの最初のテーマは、管理職のコーチングスキルです。1on1の場面で部下の主体性を引き出すための「GROWモデル」の活用法、マネージャーが陥りがちなコーチングの課題、そして効果的なコーチング研修の設計方法が紹介されました。

GROWモデル ― 1on1コーチングの4ステップ

GROWモデルは、コーチングセッションの進め方を4つのステップで構造化したフレームワークです。フォーラムでは、異動して半年の部下(渡辺さん)に対して上司(長谷川さん)がGROWモデルを使って1on1を行うケーススタディをもとに、各ステップのポイントと注意点が解説されました。

GROWモデル ― コーチングセッションの4ステップ

G

Goal(目標)

何を求めているのか。セッションのテーマと目的を明確にし、終了時の成果物を早めに決める。

R

Reality(現実)

何が起きているのか。テーマの現状と課題を捉え、相手が活用可能なリソースを確認する。

O

Options(選択肢)

何ができるのか。視野を広げて、課題に対する行動の選択肢を増やす。必要があれば行動を提案する。

W

Will(意思)

何をするのか。目標と取り組みを具体的に決め、最初の一歩とフォローの仕組みを合意する。

各ステップには「ヒント」と「注意点」がセットで用意されています。たとえばGoalの段階では、「話しやすい雰囲気をつくる」「セッション終了時に求めている成果物を早めに決める」がヒントとして挙げられた一方、「5割以上話さない」「目標を決めずにフリーディスカッションに流れない」という注意点も示されました。Realityでは「沈黙とフォロー質問を使って詳しく説明をしてもらう」「状況把握をする前に解決に走らない」がポイントです。

このフレームワークが機能するために最も重要なのは、上司が「5割以上話さない」ことです。コーチングの主役は部下であり、上司は質問と傾聴で部下の思考を引き出す役割に徹する必要があります。

マネージャーのコーチング課題 ― よくある5つの問題

フォーラムでは、マネージャーがコーチングで陥りやすい5つの課題も整理されました。これらの課題は大きく2つの原因に分類できます。「コーチングを理解していない」ことと「GROWモデルのフレームがない」ことです。

マネージャーのコーチング課題 ― 5つの問題と2つの根本原因

原因A:コーチングを理解していない

相手の話を聞かない、一方的に話す

傾聴ができず、決めつけや自分の経験談ばかりを話してしまう

コーチング・ティーチング・業務指示の区別がつかない

ティーチングの段階の人にコーチング、コーチングが合う人にティーチングをしてしまう

上司が課題解決モードになる

部下は単なる情報提供者になり、主体性やモチベーションが上がらない

原因B:GROWモデルのフレームがない

何のための1on1だったのかわからない

雑談で終わってしまい、部下の課題や悩みの状況改善につながらない

アクション確認や結果共有をしない

なんとなく終わってしまい、成長のサイクルが生まれない

解決の方向性:原因Aにはコーチングの「体験」(良いコーチングを受ける経験)、原因BにはGROWモデルという「フレーム」の習得が有効。どちらも知識だけでなく、演習と職場実践のサイクルが必要。

コーチング研修の落とし穴と解決ヒント

フォーラムでは、コーチング研修を設計する際に陥りがちな7つの落とし穴と、その解決ヒントも紹介されました。共通する設計思想は「プロコーチを育てるのではなく、成果を出すマネージャーを育てる」という出発点にあります。

1

プロコーチ向けの研修内容に基づいている

プロコーチ認定研修は日本のマネージャーには不適切。目的・対象者・活用場面が異なる

解決:「ミニプロコーチになる」ではなく「成果を出すマネージャーになる」を目的に、必要なスキルから逆算して研修を設計する

2

知識が主な研修内容になっている

解説に時間を使い、繰り返し演習とフィードバックの時間がなくなる

解決:1つの解説は10分以内。良い例の映像を見て真似しながらすぐ演習に入る。反転教室で演習量を圧倒的に多くする

3

高いコミュニケーションセンスが求められる

プロコーチほどのコミュニケーション力がない受講者がついていけない

解決:低いスタートラインから始まる設計に。真剣かつ簡単に納得しない受講者でもスムーズに受け入れられる工夫を入れる

4

職場での活用イメージが不明確

スキルを学んでも、誰とどの場面で使えばよいかわからない

解決:受講者のよくある場面を意識した内容と演習を行う。職場実践と行動変容につながる設計にする

5

コーチングスキルが職場環境に適していない

1時間のセッション想定だが、多くの職場にはそこまでの余裕がない

解決:10分程度でも十分役立つ内容にする。明確な上下関係がある前提で使えるスキルに重点を置く

6

リモートコーチングテクニックが不十分

対面想定の内容が多く、リモート環境でのコーチングスキルが不足している

解決:リモートコミュニケーションのコツ(カメラ、マイク、アイコンタクト、チャットと画面共有の使い方)をメインの内容に組み込む

7

やりっぱなし研修で定着フォローがない

研修後に職場で使えない、時間がたつと自信がなくなり、行動変容につながらない

解決:研修後に職場で実践し、実際のセッションを録画して提出。インプット→研修で練習→職場実践→振り返りのサイクルを数回回す設計にする

この7つの落とし穴に対して、フォーラムで紹介された効果的な研修設計は「3ヶ月間のブレンド型プログラム」です。1ヶ月目に事前インプット(コーチングの基本を自己学習)、2ヶ月目に演習中心のリモート研修(3時間×2回)と職場実践、3ヶ月目にビデオ提出による評価とフィードバックという流れで、「やりっぱなし」を防ぎます。特に「研修前に良いコーチングを受ける体験をさせる」というステップが印象的でした。ほとんどのマネージャーは良いコーチングを受けたことがないため、イメージがない状態でスキルを学んでも実践につながりにくいのです。

Part 1 セミナー映像

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上司と部下の信頼関係を構築する育成施策

2つ目のテーマは、上司と部下の信頼関係を効率よく構築するための手法「Behavioral OS(BOS)」です。BehavioralOS CEOのMatt Stone氏をゲストに迎え、従来の匿名360度評価の限界と、記名式のダイレクトフィードバックがもたらす効果が紹介されました。

従来の360度評価の限界とBehavioral OSのアプローチ

マネジメント研修の定番である360度調査には、「複数人の匿名データをまとめて伝えても行動変化にはつながらない」という長年の研究結果があります。たとえば、3人から「指示が多い」、7人から「指示が少ない」と言われた場合、マネージャーはどう行動を変えればよいかわからず、結局何も変えません。BOSはこの課題に対し、匿名ではない「ダイレクトフィードバック」のアプローチで解決を図ります。

従来の匿名360度評価

匿名でデータを収集

複数人の匿名フィードバックを集約して本人に伝える

行動変容につながりにくい

矛盾するフィードバックがあると、何を変えればよいか判断できない

データ量は多いが具体性が不足

大量のデータを渡すだけで、具体的な行動に落とし込めない

Behavioral OS(記名式ダイレクトフィードバック)

記名式でお互いの認識をすり合わせ

上司と部下が「増やしてほしい行動」「減らしてほしい行動」を直接伝え合う

具体的な行動変容につながる

「何をすれば良いか」が明確になるため、すぐ実行でき関係構築の第一歩になる

参加者のストレスが低く、納得感が高い

評価するポイントは相手の能力ではなく、あくまでも自分の受け取り方や感想にする

設計思想の違い:従来の360度評価は「大量のデータで客観性を担保する」アプローチ。BOSは「具体的な行動を直接伝え合い、関係構築の第一歩にする」アプローチ。

事例:営業本部長フィルさんのケース

CASE STUDY:営業本部長フィルさん ― フィードバック文化の構築

BEFORE

信頼関係が弱い。コミュニケーションの量も質も良くなく、現場営業メンバーのフィードバックに関して制度も習慣もなかった。

AFTER

エンゲージメントとリテンション向上。数年前の施策だが、現在も積極的にアセスメントとフィードバックに取り組んでおり、定期的な対話の文化が続いている。

やったこと ― 2段階のコミュニケーション改善

STEP 1 ― まず上から

本部長 × 各営業所マネージャー

調査:会社風土について調査し、個々のアセスメントを実施

改善:本部長と各営業所マネージャー間のコミュニケーションを改善

STEP 2 ― 次に現場へ

各営業所マネージャー × 現場メンバー

制度構築:各営業所にフィードバック制度と文化をつくる

展開:現場レベルのコミュニケーションを改善し、組織全体に拡大

結果:社員のエンゲージメント・リテンション・モチベーション向上。数年経った現在もアセスメントとフィードバックを継続中。

ポイント:行動が変わると人間関係も良くなり、フィードバックがしやすくなる。良いサイクルが始まることで、チームのコミュニケーション改善、信頼関係の構築、問題解決につながる。

日本で実施するための6つのヒント

BOSのようなダイレクトフィードバックを日本の組織で導入する場合、文化的な配慮が必要です。フォーラムでは、日本での実施に向けた6つの実践的なアドバイスが共有されました。

1

良い関係にあるメンバーからスタート

「マイナスからゼロ」より「+から++」のほうがスムーズ。最初から難しいケースに挑まない。

2

フィードバックのファシリテーションに講師を使う

上司・部下の力関係を乗り越えるために、第三者の講師がセッションをリードする。

3

より丁寧なフォロー

職場での行動も含め、細かく丁寧にフォローする。フィードバック後の「放置」を防ぐ。

4

チーム全体で行う

1対1ではなく、チーム全員が一緒にやると安心感が生まれる。

5

上層部からのカスケード

まず上から展開して、上司が慣れるようにする。上司自身が経験していないと部下に展開できない。

6

まず行動モデルに基づいた研修を行う

個別アセスメント前に、行動モデルを使った研修を実践し、共通言語をつくる。

参加者からは「360度評価を記名式にすることで、かえって信頼感が増すという点が印象的だった。デメリットもあると思うが、試してみたいと感じた」というコメントが寄せられています。また、「良い関係にあるメンバーからスタート」という段階的な導入アプローチは、日本企業の慎重な文化にも適しています。

Part 2 セミナー映像

管理職の個別ニーズに沿った研修設計

3つ目のテーマは、管理職一人ひとりのニーズに合わせた研修設計です。「集合研修」「自己学習」「Myラーニングジャーニー」の3つの研修スタイルの比較と、個別最適化された6ヶ月間の育成プログラムの全体像が紹介されました。

3つの研修スタイル比較 ― どの場面でどれを選ぶか

管理職研修は「全員同じプログラム」が一般的ですが、管理職が抱える課題は人によって大きく異なります。フォーラムでは、3つの研修スタイルの特性と最適な活用場面が整理されました。

集合研修

成果

数回の研修と定着フォローがあると成果につながる

個別対応

全受講者が同じ内容を学ぶため、個別対応は難しい

利点

共通意識・共通言語・一体感ができる。交流や気分転換にもなる

おすすめ:全員共通の知識を新しく知って、行動に移す必要がある場合

自己学習

成果

インプット中心で行動変容と成果が得られにくい

個別対応

ニーズに合わせてピックアップ可能だが、コンテンツ自体は汎用的

利点

受講者の負担が少ない。気軽に必要なタイミングで受講可能。大人数対応が簡単

おすすめ:行動変容よりも知識習得が目的で、実践タイミングがバラバラな場合

Myラーニングジャーニー

成果

短期間で行動変容と成果につながる

個別対応

インプットは汎用的だが、職場ニーズと能力に合わせたアウトプットを行う

利点

個別ニーズ対応で無駄がない。拘束時間が少なく効率的。フォローにより成果が出る

おすすめ:受講者によってニーズが異なる内容を職場で実践する必要がある場合

フォーラムで特に注目を集めたのが「Myラーニングジャーニー」です。集合研修の「全員同じ内容」と自己学習の「インプット止まり」の弱点を補い、個別のアセスメントに基づいて一人ひとりのプログラムを設計する手法です。参加者からも「個別の課題に沿った育成施策の必要性を感じている中、ヒントを得ることができた」「Myラーニングジャーニーのように、いいところどりをしたブレンド設計が良さそう」という声が寄せられました。

Myラーニングジャーニー ― 6ヶ月間の個別育成プログラム

Myラーニングジャーニーは、アセスメントで個別ニーズを把握してから、6ヶ月間にわたって「インプット→アウトプット→個別サポート→職場実践」のサイクルを毎月回す設計です。

Myラーニングジャーニー ― 6ヶ月間の個別育成プログラム

事前

アセスメント

シミュレーション演習(半日)で実力を客観的に把握。講師と1対1のニーズヒアリングで個別プログラムを作成。

毎月

インプット

オンデマンド研修で必要な知識とスキルを自己学習。受講者の負担を最小限にする。

毎月

アウトプット

AIツールによる定着演習でベーススキルを鍛える。話すスピード、表情、キーワード等をAIが評価。

毎月

個別サポート

講師とのオンラインコーチング(20分)で振り返りとアクションプラン策定。

毎月

職場実践

上司の巻き込み→アクションプラン実行→周囲からフィードバック→講師と振り返り。

事後

成果測定

学習(習得度)+行動(行動変容)+成果(ビジネス貢献)の3層で効果を測定。

この設計の核心は「インプットは汎用的でも、アウトプットと職場実践は個別化する」という点です。たとえば「コーチング」というテーマは全員共通ですが、「どの部下と」「どの場面で」「どの優先順位で」実践するかは一人ひとり異なります。講師との20分のコーチングセッションで、その受講者固有のアクションプランを策定するのが「Myラーニングジャーニー」の最大の差別化ポイントです。

また、「AIツールによる定着演習」も参加者の関心を集めました。プレゼンテーションのビデオを提出すると、AIが話すスピード、表情、アイコンタクト、口ぐせ、キーワードの使用頻度などを自動評価するツールです。受講者は好きな時間に何度でも練習でき、講師の評価を待たずにフィードバックを受け取れます。参加者からも「AIで練習できるのは新しくてよいと思う」というコメントがありました。

Part 3 セミナー映像

管理職の個別ニーズに合わせた研修設計にご関心のある方は、お気軽にご相談ください。アセスメントの設計からプログラム構築まで、実績に基づいたご提案が可能です。

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グローバルマネージャーの育成方法

4つ目のテーマは、グローバル環境で活躍するマネージャーの育成です。日本文化とのギャップが大きいスキルほど重点的な育成が必要であり、スキルごとに異なる課題と解決アプローチが紹介されました。

日本文化とのギャップ ― スキル別の3段階分類

グローバルマネジメントに必要なスキルは、日本文化とのギャップの大きさによって3段階に分類できます。ギャップが大きいスキルほど、日本のマネージャーにとって習得の難易度が高く、集中的なトレーニングが必要です。

グローバルマネジメントスキル ― 日本文化とのギャップ分析

ギャップが大きいほど重点的な育成が必要。右に行くほどビジネスインパクトも大きい

育成優先度
高い →

ギャップ少ない(4スキル)

既存スキルの応用で対応可能

タイムマネジメント / プロジェクトマネジメント / トラブルシューティング / 問題解決

ギャップある(4スキル)

文化差を意識した調整が必要

モチベーション / 部下育成 / 指示出し / 影響力

ギャップ大きい(4スキル)

集中的なトレーニングが必須

ストーリーテリング / エグゼクティブプレゼンス / ネゴシエーション / ネガティブフィードバック

設計のポイント:「ギャップ少ない」スキルは自己学習で補完可能。「ギャップある」スキルは演習付き研修が有効。「ギャップ大きい」スキルは専用フレームワーク+繰り返し演習+職場実践のフルセットが必要。

日本のマネージャーにとって特にギャップが大きいのが、ネガティブフィードバック、ネゴシエーション、エグゼクティブプレゼンス、ストーリーテリングの4スキルです。これらは日本文化では直接的な表現を避ける傾向があるため、意識的なトレーニングなしには身につきにくいスキルです。フォーラムでは、これらのスキルについて「よくある問題」と「解決フレームワーク」がセットで紹介されました。

スキル別の課題と解決ヒント

ネガティブフィードバック

よくある問題

過剰なストレスを感じる。曖昧で行動変容につながらない。直接伝えて逆ギレされる。

解決フレームワーク:DAP
D

Describe

事実を述べる。何が起きたかを客観的に伝える

A

Appreciate

解釈を伝える。自分がどう受け止めたかを共有

P

Prescribe

期待を示す。今後どうしてほしいかを明確にする

事実と感情を分離することで、相手の防御反応を抑え、建設的な行動変容につなげる。

プレゼンテーション(TED風)

よくある問題

聴衆が納得しない。飽きる、つまらない。情報伝達はできるが、心を動かせない。

解決フレームワーク:THINK → MAKE → SPEAK

THINK

説得力のあるストーリーを設計する

MAKE

インパクトのあるスライドを作る

SPEAK

惹きつけるデリバリーで伝える

情報伝達型から「心を動かすプレゼン」へ。3段階を順に設計することで、内容・ビジュアル・話し方の一貫性が生まれる。

ストーリーテリング

よくある問題

そもそもストーリーが少ない。伝えたいメッセージとつながらない。相手に響かない、刺さらない。

解決フレームワーク:6ステップ構成

In

前振り

Context

状況設定

Challenge

チャレンジ

Conflict

課題・葛藤

Resolution

解決

Out

クロージング

中盤のChallenge→Conflictで聴衆の感情を動かし、Resolutionで解決を見せることで、メッセージが記憶に残る。

チェンジマネジメント

よくある問題

期待している効果に達しない。行動変容がない。ストレスの増大やモチベーションの低下、人間関係の悪化を招く。

解決フレームワーク:変化を伝える7要素

1. Details 詳細

2. Reason 理由

3. Benefit 利点

4. Negatives 欠点

5. Support 支援

6. Tools ツール

7. Questions 質疑応答

利点だけでなく欠点(Negatives)も正直に伝えることが信頼構築の鍵。支援とツールを具体的に示すことで、変化への不安を行動に変える。

これらのスキルに共通するのは、「フレームワークを知るだけでは使えない」という点です。ネガティブフィードバックのDAPも、ストーリーテリングの6ステップも、職場の実際の場面で繰り返し練習し、フィードバックを受けて初めて身につきます。フォーラムで紹介されたMyラーニングジャーニーの「インプット→演習→職場実践→振り返り」のサイクルは、これらのグローバルスキルの習得にも有効です。参加者からは「グローバルマネージャーのところにあった部下への接し方は、グローバルではなくても通じる話で再認識できた」というコメントがありました。

Part 4 セミナー映像

グローバルマネージャーの育成に関するご相談も承っています。英語でのプレゼンテーション、ネゴシエーション、異文化マネジメントなど、実践的なプログラムをご提案します。

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参加者の声

フォーラム終了後のアンケートでは、「とても良かった」(42%)と「まあ良かった」(39%)を合わせて約8割の参加者が高い満足度を示しました。掲載許可をいただいたコメントの中から、特に具体的な感想を紹介します。

★★★★★

各テーマごとに実践例まで含め、ポイントをわかりやすく共有してくれた

各テーマごとに実践例まで含め、ポイントをわかりやすく共有してくれた。プロコーチやゲストの方からのインプットを、ファシリテーターの方がさらに整理して伝えてくれる工夫、インタラクティブなセッション構成になっていた点が良かった。

— 大手電機メーカー 人材育成担当

★★★★★

360度評価を記名式にすることで信頼感が増すという点が印象的

360度評価を記名式にすることで、かえって信頼感が増すという点。デメリットもあると思いますが、試してみたいと感じました。

— 大手IT企業 人材育成担当

★★★★★

個別の課題に沿った育成施策のヒントを得ることができた

個別の課題に沿った育成施策の必要性を感じている中、ヒントを得ることができた。

— 化学メーカー 人材育成担当

★★★★★

1on1の研修が必要であることに気がつきました

1on1の研修が必要であることに気がつきました。

— IT企業 人材育成担当

★★★★★

自社のコーチング研修と比較して立ち位置が確認できた

自社でやっている営業マネジャーコーチングのレベル、立ち位置の比較ができて、参考になった。

— 大手電機メーカー 人材育成担当

★★★★★

コーチングでのフォローの大切さと、ブレンド設計の可能性を感じた

改めてコーチングでのフォローの大切さを感じたのと、Myラーニングジャーニーのように、いいところどりをしたブレンド設計が良さそうというのを感じました。

— 食品メーカー 人材育成担当

★★★★★

管理職向けセミナーとして初めて聞く内容もあり、今後取り組むべき課題がよく見えた

オンラインでやや集中力が必要でしたが、興味深く聞けました。管理職向けセミナーとしては初めて聞く内容もあり、今後取り組むべき課題がよく見えました。

— 日本化工機株式会社 様

★★★★★

AIで練習できるのは新しくてよいと思う

AIで練習できるのは新しくてよいと思う。

— IT企業 人材育成担当

よくある質問(Q&A)

Q1. 管理職のコーチングスキルを短期間で向上させるにはどうすればよいですか?

まず「良いコーチングを受ける体験」をしてもらうことが出発点です。多くのマネージャーはコーチングの良し悪しのイメージを持っていません。体験した後に、GROWモデルというフレームワークを使った演習中心の研修を行い、その後の職場実践とビデオ提出による評価・フィードバックを組み合わせることで、3ヶ月程度で行動変容が見え始めます。

Q2. 1on1でコーチングとティーチングの使い分けはどうすればよいですか?

部下がそのテーマについて知識や経験がない段階ではティーチング(教える)が適切です。ある程度の知識があり、自分で考えて行動に移す段階ではコーチング(引き出す)が効果的です。また、単なる進捗確認や業務指示はコーチングとは別物です。「今日の1on1はどのモードで行うか」を事前に意識するだけで、セッションの質が大きく変わります。

Q3. 匿名ではないフィードバックは日本の組織でも機能しますか?

機能します。ただし、いくつかの工夫が必要です。まず良い関係にあるメンバーからスタートすること、第三者の講師がセッションをファシリテーションすること、そして「評価するのは相手の能力ではなく、自分の受け取り方や感想である」というルールを徹底することが重要です。上層部から順にカスケードで導入し、上司自身が経験してから部下に展開するアプローチが効果的です。

Q4. Myラーニングジャーニーは何人規模から導入できますか?

個別コーチングを含むため、1人からでも導入可能です。ただし、5〜15名程度のグループで実施すると、受講者同士の学び合いや刺激が加わり効果が高まります。プログラムの期間は通常6ヶ月で、月1回のオンラインコーチング(20分)と自己学習を組み合わせるため、受講者の業務への影響は最小限に抑えられます。

Q5. グローバルマネージャーの育成で最も優先度の高いスキルは何ですか?

日本文化とのギャップとビジネスインパクトの両方が大きいスキルから優先すべきです。具体的には、ネガティブフィードバック、ネゴシエーション、エグゼクティブプレゼンスの3つが最優先です。これらは日本文化の「直接的な表現を避ける」傾向と大きく乖離しており、意識的なトレーニングなしには身につきにくいスキルです。個人レッスン、グループ演習、職場実践を組み合わせた長期プログラムが効果的です。

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