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研修事例

実行力研修|若手社員の「考える・伝える・やる」を鍛える設計術

2年目社員の仕事の量が少なくスピードが遅い、指示待ちで+αの仕事をしないという課題が顕在化していた。実行力の問題が「考える・伝える・やる」のどこにあるか特定されないまま、個人の努力に任されていた。

実行力研修|若手社員の「考える・伝える・やる」を鍛える設計術

研修テーマ

実行力強化研修(考える・伝える・やるの3ステップ)+職場チャレンジによる上司巻き込み型フォロー

若手社員の実行力が不足する構造的な理由

「仕事が遅い」「量が少ない」「指示待ちで+αの仕事をしない」——2年目社員に対するこうした評価は、多くの企業で共通して聞かれます。しかし、これを「本人のやる気の問題」で片づけてしまうと、根本的な解決には至りません。

実行力が低い若手社員の多くは、頑張っていないわけではありません。問題は、「頑張り方」を体系的に学んだことがないという点にあります。新入社員研修ではビジネスマナーや報連相を学びますが、「仕事を効率よく進める具体的なやり方」——つまり、タスクに取りかかる前の考え方、関係者との共有の仕方、実行に移す際の段取り——を正面から扱う研修は意外と少ないのです。

さらに、リモートワーク環境の普及により、先輩の仕事の進め方を「見て学ぶ」機会が減少しています。以前なら、隣の席の先輩がどんな順序でタスクを処理し、誰にどんなタイミングで確認を取っているかを自然と吸収できました。しかし今は、その暗黙知が伝わりにくくなっています。

本記事では、アイディア・デベロップメント社が提供する実行力強化研修をもとに、若手社員の実行力を「考える・伝える・やる」の3ステップで鍛える研修設計と、研修後に上司を巻き込んで定着させる仕組みを解説します。2年目社員が抱える課題の全体像を把握したい方は、「2年目育成課題6選と解決策」も合わせてご覧ください。

実行力の3要素——「考える・伝える・やる」のどこが弱いか

実行力を構成する要素は、大きく「考える」「伝える」「やる」の3つに分解できます。若手社員の実行力が低いとき、この3つのどこにボトルネックがあるかを特定することが、研修設計の出発点になります。

① 考える
関係者は誰か?
ゴールイメージは?
最初の一歩は何か?
弱いと → 段取り不足で手戻り多発

② 伝える
完成イメージの共有
聞き手のメリット先出し
相手視点の構成
弱いと → 認識ズレで手戻り発生

③ やる
時間を確保する
流れを整理して動く
IT・AIを活用する
弱いと → スタートが切れず遅延

3つのどこにボトルネックがあるかを特定 → 研修で重点的に強化

たとえば、「考える」が弱い社員は、タスクの全体像を把握しないまま動き始めるため、途中で「あの人にも確認が必要だった」「ゴールのイメージが上司と違っていた」という手戻りが頻発します。「伝える」が弱い社員は、動く前の最低限の共有を怠るため、完成してから「そういうことじゃなかった」とやり直しになります。「やる」が弱い社員は、完璧主義でスタートが切れなかったり、タスクの流れを整理せずに細部から手をつけたりして、全体のスピードが落ちます。

実行力強化研修では、この3要素をバランスよく扱いながら、受講者が自分のボトルネックを自覚し、具体的な改善行動に落とし込むことを目指します。

3ステップ研修の詳細設計

ステップ① 考える力を鍛える——動く前の「3つの問い」

実行の前に「少しだけ考える」習慣を身につけるだけで、仕事のスピードと質は劇的に変わります。研修では、タスクに着手する前に必ず確認する「3つの問い」を叩き込みます。

第一の問いは「関係者は誰か」です。このタスクに関わる人、承認が必要な人、影響を受ける人を事前に洗い出しておくことで、後から「あの人に聞いておけばよかった」という手戻りを防げます。第二の問いは「ゴールイメージは何か」です。成果物の完成形を先に描いてから動き始めることで、「何をどこまでやればいいか」が明確になり、余計な作業を省けます。第三の問いは「最初の一歩は何か」です。タスク全体が大きく見えてスタートが切れないとき、最初の具体的なアクションを1つ決めるだけで、行動のハードルが一気に下がります。

ステップ② 伝える力を鍛える——動く前の「最低限の共有」

「考えた」ことを実行に移す前に、関係者との最低限の共有を挟むだけで、手戻りと無駄な時間を大幅に削減できます。しかし、2年目社員の多くは「まだ途中だから見せるのが恥ずかしい」「確認を取るのが面倒」と感じて、この共有を省略しがちです。

研修では、効果的な共有の3つのコツを実践的に学びます。まず、「こういうものを作ります」と具体的なアウトプットイメージを先に示すこと。次に、相手にとってのメリットを先に述べること——「この情報があると、来週の会議資料がスムーズに作れます」のように、聞き手が「なぜ自分が聞く必要があるか」を最初に理解できるようにします。そして、自分が話したいことではなく、相手が知りたいことを軸に伝える構成を意識すること。この3つを身につけるだけで、コミュニケーションの効率は格段に上がります。

なお、問題解決のための思考力を同時に強化したい場合は、「問題解決力研修の設計術|若手社員の思考力を鍛える4ステップ」との組み合わせが効果的です。

ステップ③ やる力を鍛える——スタートを切り、速度を上げる

「考えた」「伝えた」の次は「やる」です。ここでの課題は、スタートを切ること、流れを整理して動くこと、そしてテクノロジーを活用して処理速度を上げることの3点に集約されます。

スタートを切るためには、「重要だが緊急でない仕事」にも意識的に時間を確保する習慣づけが必要です。研修では、カレンダーブロッキング(あらかじめ作業時間を予約する手法)の実践演習を行います。流れを整理するとは、タスクの全体像を把握してから動くことです。いきなり細部に入るのではなく、全体の工程を俯瞰してから着手することで、優先順位を間違えるリスクを減らせます。

さらに、AI・タスク管理ツール・テンプレートの活用も研修に組み込みます。メール作成の下書き、会議議事録のたたき台、資料の構成案——これらをAIで生成し、自分の判断で修正・仕上げるワークフローを体験させることで、「使えるところはテクノロジーに任せ、判断が必要なところに集中する」という実行スタイルを身につけさせます。

研修を「やりっぱなし」にしない——上司巻き込み型フォロー

実行力強化研修で最も重要なのは、研修後の職場実践です。1日の研修で学んだことが翌日から職場で使われなければ、効果は薄れてしまいます。アイディア社では、研修後に上司を巻き込む「職場チャレンジ」の仕組みを推奨しています。

上司との「9つの確認ポイント」で期待値をすり合わせる

2年目社員の実行力が上がらない背景には、上司との期待値のズレが潜んでいることがあります。上司は「まず速さを優先してほしい」と思っているのに、本人は「完璧に仕上げてから出すべきだ」と思い込んでいる。あるいは、上司は「どんどん相談してほしい」と思っているのに、本人は「自分で解決しないと評価されない」と感じている。こうしたズレを放置すると、研修で学んだスキルが職場で発揮されません。

研修の中で、2年目社員が上司と確認すべき9つの視点を整理させます。「効率優先かパーフェクト志向か」「失敗を許容する風土か」「自分で判断してよい範囲はどこまでか」「意見を発信すべきか」——こうした暗黙の期待を、研修をきっかけに上司と明示的にすり合わせる機会をつくります。

効率 vs パーフェクト
どちらを上司は重視するか
心理的安全性 vs チャレンジ
失敗を許容する風土か
主体性 vs マニュアル
自分で判断してよい範囲
自分でやり遂げろ vs 頼れ
上司の指導スタイル
根拠 vs 自分の考え
根拠の説明を求めるか
発信しろ vs 否定する
意見を求めているか
空気を読め vs 流されるな
職場の暗黙ルール
楽しくやろう vs イライラ
上司の感情管理スタイル
リアリティショック
不満を抱えていないか

職場巻き込みの3つの原則

上司を巻き込む際に重要なのは、上司の負担を最小化することです。具体的には、上司への関わり依頼を1回あたり10分以内で完結する設計にします。「研修で学んだことを3分で共有する」「今週チャレンジすることを1つ報告する」——このくらいのサイズ感であれば、忙しい上司でも無理なく対応できます。

また、接触頻度を上げることも重要です。研修前(期待の共有)、研修直後(学びの報告)、数カ月後(変化の確認)の3回のタイミングで上司と接点を持たせることで、研修が一過性のイベントではなく、継続的な成長プロセスの一部として位置づけられます。実行力研修の設計やフォロー体制のご相談はお問い合わせフォームから承ります。

実行力研修を効果的にする設計のポイント

受講者の職種に合わせた具体例を使う

営業職、事務職、技術職では、「考える・伝える・やる」の具体的な場面がまったく異なります。営業職であれば「提案前のゴールイメージ設定」、事務職であれば「業務フローの全体整理」、技術職であれば「開発タスクの分解と優先順位づけ」——受講者の業務に直結する事例を使うことで、研修の実感と実践率が大きく変わります。

研修そのものをスピーディーに進行する

実行力の研修を「ゆっくり丁寧に」進めてしまうと、メッセージと体験が矛盾します。研修自体をテンポよく、スピード感を持って進行することで、「速さ」の重要性を体感レベルで伝えることができます。タイムキーピングを厳密にし、「時間内に仕上げる」というプレッシャーを演習に組み込むのも効果的です。

AI・テクノロジーの活用ヒントを実践的に組み込む

実行力のボトルネックがテクノロジーで解消できるケースは少なくありません。メール文面の下書き、議事録のたたき台、データ整理——こうしたタスクにAIを活用する具体的な方法を研修内で体験させることで、「頑張る」だけではなく「仕組みで速くする」発想を持たせます。

よくある質問

実行力強化研修は1日で完結しますか?

1日の集合研修で「考える・伝える・やる」の3ステップの基本と実践スキルを習得させ、その後数カ月間の職場チャレンジと上司面談でフォローする設計が最も効果的です。1日だけで終わらせず、職場での実践を前提とした継続的な設計をおすすめします。

AIツールの活用をどの程度研修に組み込むべきですか?

実行力強化という文脈では、「AIで処理速度を上げる」という実践的な切り口で扱うのが適切です。タスク整理、メール作成、資料のたたき台作成などの具体的な活用シーンを研修内で体験させ、「判断は自分、作業はAI」という役割分担の感覚を掴ませます。AIの仕組みを教える講義は不要で、「使ってみて便利さを実感する」体験が重要です。

実行力が弱い若手社員に共通する特徴はありますか?

「完璧主義でスタートが切れない」「ゴールイメージなく動き始める」「困ったときに相談できない」の3パターンが多く見られます。研修では自分がどのパターンに当てはまるかを自己診断させ、パターンごとの具体的な改善策を立てさせると効果的です。

上司が研修に協力的でない場合はどうすればよいですか?

上司への依頼を「10分以内で完結する小さなアクション」に限定することがポイントです。「研修の概要説明を聞いてほしい」ではなく、「部下が3分で学びを共有するので、一言フィードバックをお願いします」という設計にすれば、協力のハードルは大幅に下がります。また、研修前に人事から上司向けに「フォローの意義と具体的な依頼事項」を1枚のシートで共有しておくことも有効です。

実行力研修と問題解決力研修はどちらを先に実施すべきですか?

どちらが先でも効果はありますが、「まず実行力研修で仕事のスピードと量を底上げし、次に問題解決力研修で思考の質を高める」という順序が一般的です。実行力が低い状態で思考力を鍛えても「考えたけど動けない」になりがちなため、まず「動ける状態」を作ってから「質を高める」流れが自然です。

若手社員の実行力強化プログラムをお探しの方へ

アイディア・デベロップメント社では、「考える・伝える・やる」の3ステップで若手社員の実行力を底上げする研修プログラムを提供しています。職場チャレンジと上司巻き込み型フォローまでセットにした設計について、お気軽にご相談ください。

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