NTTコミュニケーションズ様による事例発表の概要(1-2-3年目社員育成FORUM2019の予告)
10月15日(火)に開催する無料セミナー「1-2-3年目社員育成FORUM 2019」において、NTTコミュニケーションズ様に事例発表をお願いしています。
その概要が分かりましたので、ご紹介いたします。
講演タイトル
NTTコミュニケーションズ様による事例発表
職場を巻き込んだ通年型新入社員育成プログラムの実践
〜フォローアップにこだわり新入社員の成長を支援する〜
背景と課題感
1. 「育成」から「成長支援」への転換
新入社員の傾向やバックグランドが多様化する中で、一律に「育てあげる」という視点に限界を感じ、「成長支援」を行う伴走者への転換が不可欠だった
2. 「点から線へ」
各種育成施策を単発ではなく、年間を通した一連のストーリーとして提供し、新入社員を早期にプロフェッショナル化/戦力化していきたかった
3. 職場との更なる連動
導入研修後、職場に一任するのではなく、組織の育成部門、上司、トレーナーとの連携を強化し、会社全体で新入社員の成長を支援する風土を更に強化したかった
対策方針とその具体策
1. 入社から1年に渡る「ラーニング・ジャーニー」を事前に設計する
・一つ一つの個別施策にストーリーとしての意味を持たせる
2. インプットは集合型研修だけに頼らない
・本当に大切なことは何度も何度も様々なアプローチで繰り返す
・その後も、配属直前、その半年後と計3回、定期的にインプットする
3. フォローアップを徹底する
・200人超の新入社員を2人の育成担当でフォローアップするための全体設計
・配属後に意識を喚起するために、リマインドメールを送信する
・現場での実践を促進するために、プロコーチを活用した個別コーチングを実施する
4. 職場を巻き込む
・上司とトレーナー向けに1日研修を実施する
・そのフォローとしてグループコーチングを実施して、現場のリアルを把握する
・プロコーチの結果と連動したベストプラクティスの共有
対策の結果
1. 職場で新入社員がやりがいを感じて仕事に向き合っている
・集合型研修単発ではなく、継続的なフォローアップを通じた上塗りの必要性を確認できた
・仕事に対する満足度が大幅に改善している
2. 職場の受け入れ環境が改善
・上司やトレーナーが行う新入社員へのケアのレベルを底上げすることができた
・新入社員に対して実施しているパルスサーベイの結果が大幅に改善している
・300名以上の上司とトレーナーを巻き込み、次年度以降の育成体系へ昇華できた
3. 配属後の動きの見える化
・個別コーチングなどを通じて、配属後の状況が効率的に見えるようになった
・上司やトレーナー向けの施策を通じて、育成環境が見えるようになった
・これらを組み合わせてタイムリーに個別対策を打てるようになった
まとめ
200人超の新入社員に対して、育成担当はわずか2人。
上司とトレーナーを含めれば500人以上を巻き込んで、きめ細かくフォローを丸一年かけた通年型で行っているプログラムです。
・働き方改革の更なる推進が求められている
・人材育成の成果がより強く求められている
そんな状況に置かれている方には、最高の情報源となるはずです。